ドイツケーキの特徴 旬の材料を生かす
ドイツケーキの特徴 といいつつ。
そんなの、フランスも日本もそうよ!といわれれば、そうですか、というしかありません。
でも、旬を生かすことが、とりわけ大切にされていると思う、そんな機会を普段味わうことが多いなぁと思うのが、ドイツ。
ヨーロッパと言い換えた方がいいんかな。
家庭で作るお菓子は、主婦の腕の見せ所とあって、お財布も気になるのでござる。
旬のものは、美味しい、安い!の二大長所があり。
好きなケーキって何?と聞くと、良く返ってくる答えが
果物のケーキ。
ドイツ語ではオプストクーヘン(Obstkuchen)と言います。
良くあるのは、天板にイースト生地を敷き詰めて、果物を載せて、焼く。それだけ。
好みで、ドイツ語ではシュトロイゼルと呼ばれるクランブル(小麦粉、冷たいバター、砂糖を混ぜてそぼろ状にしたもの)をふりかけたり、バニラ味のプティングをかけたり。
これが、
台をビスキュイ生地にして、
上にイチゴやラズベリーなどの果物をだーっと敷き詰めて
ゆるいゼリーがけをすると、とたんにオプストトルテObsttorte,になってしまうのが
私自身、まだよく分からないんですが(笑)
このあたりの話が見えない方、日本ケーキは、ドイツトルテになるのだを参照してください。
さて、好きなケーキは果物ケーキ。
では、理想的なケーキって何ですか?と聞くと
「家で取れた果物で作ったケーキ」という答えが必ず何人かに一人から返ってくる。
昔は、(今でも、というところもあるが)家で採れるリンゴやプラム、特に、リンゴは保存できるけど、プラムはそうも行かない。大量に取れるけど腐らせちゃいけない!っていうんで、収穫の時期はプラム、プラム、プラムの大盤振る舞いで、
・・・もう、いい!食べたくなーい!
というトラウマに陥った人も結構いるらしい。
今では返って貴重になってしまった「家で採れる果物」
というわけで「理想のケーキ」には、「家で採れる~」という前振りがつくのでござる。